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資金調達の現場では

資金調達の現場では経営・資金

一定の資金量は事業継続には欠かせない要件の一つです。
黒字倒産の言葉もあるように、売上があっても資金回収スピードが遅ければ使うお金がなくなります。

借金すれば当面はしのげますが、ビジネス規模や実績の良し悪しにより当然限界もあります。
ここでは5行を超える金融機関と付き合い、資金調達してきた現場について書いていきたいと思います。

なお会社の規模や業態によって通常必要な資金量は異なります。
一つの例としてお読みいただければ幸いです。

 

キーになるのは銀行担当者

キーになるのは銀行担当者

銀行に融資を申し込むとき、あなたの会社ではどうしていますか。
いきなり見ず知らずの銀行の窓口に行って、「お金貸して」といっても相手にされないこともあるでしょう。

たいてい取引銀行の担当者に相談し、その担当者がさらに上司と相談し、一定規模以上の融資(2億~3億ぐらいでした)だと本店でも検討してもらうことになります。
全てOKが出たら、初めて融資の具体的な動きが始まります。

もちろん、信用保証協会など別の関係者が関わる場合にはそちらとの調整も必要です。
ただし、銀行の担当者が実際には動いてくれますから、実務としては記入する書類、過去3期分の決算書や謄本や印鑑証明書などの提出書類が増える程度の影響にすぎません。

つまり銀行の担当者がキーになるわけです。
ところがこの担当はわりと短期間で(だいたい2年ほど)交代することが多いのですね。

私の経験では、都市銀行は若手(多くは20代)、地方銀行ではベテラン(30台後半~40代)である傾向が強かった印象があります。もちろん支店の人材配置状況しだいです。地域性もあるとは思います。

 

担当が変わったら

彼らに会社がどのように利益をあげているのか説明しなくてはいけないのです。
プロなんだから試算表や決算書を提出すればいいんでしょ・・と思いませんでしたか?

いえいえ。それら資料から自動的に融資が決まるわけではありません。
数字だけで判断するわけではなく、しかも彼らは銀行に戻れば上司に説明しなくてはならないのです。
従来通り数字は重要な要素ではありますが。

融資の可否の判断は、今後AIに置き換わるかもしれません。
どうしても・・と思い入れのある融資については、最後は人が判断するでしょう。
しかし、スピーディなAIに判断をまずさせた方が安全ですし、コストも下がるのです。

お店に戻れば、
「前期と比べて〇〇だからこうなった」
「当期が一番底だが〇〇の対策はしているので、来期以降は回復する見込みだ」
等々の融資実行できる根拠を彼らは話さなくてはいけないわけです。

・売上が減少傾向にあるが、従業員教育に力を注いでいる
・前年比と大きな差がなくても、システム化に着手していて省力化が期待できる
・優秀な人材が入社して、メキメキと力を発揮している 等々

数字には出ませんが、こういうプラスになりそうな情報も欲しがっているわけです。
もちろん、あなたの人間性すなわち信頼できるかどうかについても審査対象です。

 

信頼関係が大事

信頼関係が大事

手間のかかる銀行とのおつきあいですが、彼らも人間です。
人任せにせず、たまには経営者ご自身が立ち会ってみると彼らも喜びます。

数字が欲しい3月や9月にはやたら訪問回数も増えるかもしれません。
可能ならお相手してあげて下さい。
同僚との競争、支店間の競争、銀行間の競争と彼らも大変なんです。

信頼関係が生まれると、こちらの要望にもできれば応えてくれようとします。
Win-Winの関係のために、多少は時間を投じてみて下さい。

利用し利用される間柄ではありますが、人間性が現われる場面でもありますね。
一方的に利用してやろうという気持ちであれば、どこかにその品性が現れるものです。
たとえ銀行担当者には気づかれなくても・・。