社会的に優位にあったのはずっと男性でした。そういった社会の仕組みに守られたまま、考え方・感じ方を変えることなく生涯を終えていくケースもあるでしょう。そのため心に矛盾を感じたまま人生の終盤を迎えて「こんなはずじゃなかった」と悔やむ人もいるかもしれません。
一方でスピリチュアルという言葉に敏感なのは女性であることは疑いようもありません。あやしい話・よく分からない話も含まれていますが、一つの考え方だとすれば役に立つなら耳を傾けても有益な部分もあるはずです。
実際のところ、名経営者と呼ばれる人の著作や発言をみるとスピリチュアルな感性の持ち主であることが珍しくありません。ビジネスのやり方そのものよりも、心の在り方に感銘を受けた方もいることでしょう。有名なところでは多くの経営者に影響力を与え続けている故中村天風さん、銀座まるかんの斎藤一人さんがそうですね。
私自身、若いころから読み考えてきたことがスピリチュアルという分野に分類されることを知ったのはここ数年のことです。単なる自己啓発とも宗教とも違う。哲学や心理学の要素も含んでいます。
そんなことから『おじさん向けスピリチュアル』をテーマに書いてみようと思います。これを書くのはもちろん50代のおじさんである私なんですが。楽しくお読みいただければ幸いです。やや抽象度を上げることもありますが、思考実験としてお読みいただければ。
男性性と女性性をどちらもバランスよくいることが、よく生きるコツではないか・・とだけここでは指摘しておきます。どちらかを頑固に守る生き方よりも、充実した生き方ににつながります。もしあなたが転生輪廻というものを信じるなら、男性・女性のどちらの役割も果たしてきたでしょうから。