カンブリア宮殿では、社長の人柄や生きざまに焦点が当たります。
こんな人もいるんだと刺激をもらうことが多いですね。
6月15日放送では、住宅情報サイト「ホームズ」の
LIFULL(ライフル)井上高志 社長です。
虫メガネをもった探偵風のキャラクターのCMで
サービス自体はご存じの方も多いでしょう。
今回は”業界の悪しき常識に挑む革命児”というタイトルです。
オジオジはこの手のタイトルに弱いんだなぁ。
経営資源に乏しいマイクロカンパニーの新米社長としては、
大きな会社と同じ土俵では生き残れない・・という危機感があるので。
「どうにかして新しい活路を開かなくては」と思うのですよ。
新しいことが大好き・・ってわけでもないですが
アンテナはいつも伸ばそうとしています。
不動産業界といえば、いかにも古そうなイメージがありますから
興味をそそられますね。
技術的に新しいもの、今まで世の中になかったものは
「ふ~ん、すごいね」と驚かされるしかないです。
冒頭に紹介されるインスタントハウスなんかはそうですね。
たった4時間で完成するなら、確かに災害時にも役に立ちそう・・・。
でももっと興味を引いたのはサブスクの方でした。
それにしてもビジネスのフォーカスの当て方が面白い。
それとビジネスに大義があるか、感じられるか・・ということの重要性。
理解して共感してもらえなければ成功なんてできるわけがない。
いろいろ考えさせられます。。
LivingAnywhere Commons:好きな時+好きな場所+働く+暮らす
カンタンに言えば「もっと自由に、自分らしく」の追求って感じなのかな。
こんなかけ算可能なんだ・・と素直に驚きました。
就職っていえば、
職業に就くことじゃなくて
会社に勤めることを意味するでしょ?(あくまで一般論ですが)
好きな場所に住むことは不可能じゃないけれど
通勤を考えたら、実行に移せるエリアは事実上限られる。
ましてや引っ越しのコストを考えたら
「気分で住む場所を変える」なんて出来るわけないと思ってた。
コロナで変わった生活スタイルは
こんな生き方も可能にしたんだな・・と。
私たちは場所に縛られすぎなのかもしれない。
変わった生き方は孤独になる?
「変わったことをやれば、仲間に受け入れてもらえない」
昭和・平成と生きてきた私の素直な感想。
決して思い込みではないと思うけど。
「出る杭は打たれる」という言葉もあるけれど
どちらかといえば打たれるよりも
「仲間外れにされる」ケースをよく見てきた気がする。
だから、サラリーマンとしては孤立したくなくて
周囲と合わせる生き方をしてきた。
つい他人の目を意識する生き方は
このあたりに主な原因があるように思うのですよ。
コミュニティの力 ~理解者がいれば孤独にならない~
その意味で
LivingAnywhere(どこでも生きる)の概念は独創的!
参加者が孤独にならないように
理解者が拠点ごとにいるわけじゃないですか。
もしあなたが拠点を次々と移動する生き方をしていたって
それぞれの拠点のオーナーが声をかけてくれるわけだ。
明日はもう会わないかもしれない。
ほんの一時の理解者(もどき)なんて意味がない?
ひとり暮らしを10年近くやっていたオジオジは
土日になると誰とも話さない日々が結構長かった。。
「会話のあること」って幸せなことだと思うよ。
サブスクで一人の時間の価値を知る
「成長」には一人で自分と向き合う時間が必要。
50代のいいオジサンであっても、そこは変わらない。
もう年だからと口にすれば
もう成長できない、しないと意見表明するのと同じだと思っている。
でも山の中でこもって一人でいても、大きな変化は生じない。
やはり変化は他人が持ってくるものだと思うのです。
だから真の孤独になるためには
安心してコミュニケーションが取れるような
「戻れる場所」が欠かせないと思うんだ。
逆説的だけど。
もちろん家族であってもいい。
でも慣れた相手だけじゃなくて
世代が明らかに違うような相手に話しかけてこそ
自分も相手も可能性の枠が広がる気がするのです。
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