前回までの内容で会社名が確定したことになります。
・#1 会社名を決める
・#2 株式会社か合同会社を決める
それでは、次のステップである”会社のハンコ”の作成に入りましょう。
会社のハンコのうち「会社実印」は
法務局に提出する会社設立書類でも使用します。
法人設立が済めば、
・代表印として
・実印として
あなたの『経営者の意志』を示すことになる大事なアイテムです。
私の場合はさらに・・
・設立希望日まで時間がなかった
・週末に当たっていた
ネットで当日出荷してくれるハンコヤさんを探し回りましたよ。
余裕をもって探すことができたなら
・品質がよくて
・しかも安い
印鑑を手に入れることができたかもしれません。
でも今日現在、まったく問題なし。
設立書類が完成しても
印鑑が手元に届くまでは提出することはできないので
まずはハンコのオーダーを優先しましょう。
この記事シリーズは当時の私の記録です。
思い出したことがあれば、少しづつ書き足していきますね。
ハンコのことを知ろう
「実印」というのは
印鑑証明書の登録が完了しているハンコのことです。
※ご存じの方は軽くスルーして下さいね
個人の実印を使う場面としては
自動車や不動産を購入する際でしょうか。
私の場合はウン十年前に自分名義の車を初めて購入したときに
作成した記憶があります。
「これが実印か~」とちょっぴり感激してました (笑)
個人での登録から使用までの流れは
・お住いの市区町村の役場窓口で印鑑登録を行う
・印鑑カードが発行される
・印鑑カードを提出して印鑑証明書をもらう
・取引書類に実印を押す
・取引書類に印鑑証明書を添付して、実印を押したことを示す
イメージとしては
「重要な取引場面で」
「確かに自分の意志である」ことを示すのに使う
というところでしょうか。
実印といえば重厚な作りの太い印柱を思い浮かべますが
登録したかどうかが問題なので
認印で使うような”三文判”でも構わないそうです。
会社の実印と個人の実印の違いとは
会社を経営しているのではない限り
会社の実印を自由に押せる人は少ないと思います。
気を付けたいのは
「会社印=実印」とは限らない・・ということ。
あなたが営業事務を担当していて
会社のハンコを請求書にバンバン押していたとしても
それは登録された実印ではないことがほとんどです。
法人での登録から使用までの流れは
・管轄の法務局窓口で印鑑登録を行う
・印鑑カードが発行される
・印鑑カードを提出して印鑑証明書をもらう
・取引書類に実印を押す
・取引書類に印鑑証明書を添付して、実印を押したことを示す
個人とは取り扱う場所が違うというのがポイントです
法人経営者となれば、例えば金融機関から
「個人の実印と法人の実印の両方を用意してね」
と依頼されるケースがあります。
そうなると、市区町村・法務局の両方の窓口に出向く必要があるわけです。
※最近ではマイナンバーカードを活用して近くのコンビニでもとれますが
あくまで個人の印鑑証明書に限られます。
※郵送で取得する方法もありますが
電子証明書などの事前準備が必要なので、設立前には使えませんね。
会社のハンコの種類とは
「会社の実印はホントに重要なときに押すもの」というイメージができていれば
いわゆる印鑑セットの意味が理解できると思います。
実印・・・印鑑証明書と紐づく重要事項専用のハンコ
銀行印・・金融機関との日常的な取引に使うハンコ
角印・・・請求書や見積書など営業活動で使うハンコ
使う頻度が多いとハンコも傷みやすくなります。
(摩耗したり汚れたり・・)
そのため、重要事項専用のハンコとは別にしてある・・ということですね。
銀行印は、最近ではインターネットバンキングが普及したので
さほど使う機会がないかもしれません。
会社規模が大きくて、
「経理担当に銀行印を預けておく」
というケースはありそうですが
私がつくったマイクロカンパニーには
必要なかったです。
だって自分か奥さんしかやる人いないし
自分のスマホから送金手続きするので出番がないですから (笑)
どんなハンコがよいか・・結論:予算しだい
身もフタもないかもしれませんが
実際に注文した身としては、コスト・配送時間だけで選びました。
カンタンには摩耗しない材料で作られていますから
原価のほとんどは材料代・加工料で決まります。
貴重な材料であれば高い・・それだけです。
あとは、ハンコ屋さんのサイトをいくつか見て決めましょう。
思い入れのたっぷりのサービスページは見ているだけでも面白いです。
材質で価格が決まる!金属製のハンコは避けるべし⁈
1つだけ注意点があるとすれば
決して「高いものがいい」とは限らないということです。
印材が貴重だから高いんでしょ・・というのはその通り。
ただしチタンなどの金属製の印材は手彫りではできません。
レーザーなど機械加工で行われるはずです。
となると、数種類のフォントバリエーションはあっても
好みがありますので・・
同じ印影になってしまう可能性があります。
経年変化しにくいから・・というのは確かにメリットですが
同じ印影が世の中に流通しうるということを示しています。
そうそう偽造はされないでしょうが
一定のリスクもあるかなというところですね。
ゴム印は後回しでもOK!
そうそう、印鑑+ゴム印とのセットもあります。
ただゴム印は大した金額ではないので、後回しでもOKかと。。
・会社名
・会社住所
・代表者名
・会社電話番号
使うことは間違いないですが
一緒に頼むとビックリするほど安い・・ということもないです。
組み合わせて使うゴム印は1段あたり1,000~2000円くらい。
会社住所+会社名+代表者名で5000~円くらいでしょうか。
スタンプ台不要のシャチハタタイプもありますね。
この場合はやや割高になります。
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